投資額より先に工程を見る
Micronは、2035年までの米国における工場・技術投資計画を2,500億ドル超へ拡大すると発表しました。ニューヨーク州クレイの拠点では最初のコンクリート打設を行い、用地準備から建物の垂直建設へ移ったとしています。
半導体工場のニュースでは投資額が注目されますが、投資発表、着工、建屋完成、装置搬入、試作、顧客認定、量産は別の段階です。今回の進展は大きな節目ですが、直ちにDRAM供給量が増えることを意味しません。
工場を支える企業群
メモリー工場には、露光、成膜、エッチング、洗浄、検査装置だけでなく、シリコンウエハー、フォトレジスト、ガス、薬液、真空部品、搬送設備、電力、水処理が必要です。建設地域で人材と保守体制を確保できるかも立ち上げ速度を左右します。
したがって、Micronの設備投資は装置・材料企業にとって需要機会になり得ますが、発注時期と売上計上時期は企業ごとに異なります。テーマが同じでも直接競合ではなく、供給網上の位置を確認する必要があります。
供給への影響を測る指標
今後は建設スケジュール、主要装置の搬入、最初のウエハー出力、DRAMの技術世代、月産能力、歩留まり、顧客認定を追います。Micronは市場環境に応じて供給計画を調整する方針も示しており、計画上の最大能力と実際の生産量は分けて見る必要があります。